システムエンジニア(SE)を目指している人は必ず気になるポイントですよね。
この記事では、「他業種と年収を過去9年間分を比較してシステムエンジニア(SE)の年収がどうなっていったか」を解説します。
合わせて、システムエンジニア(SE)になる前に必ず経験するプログラマー(PG)の年収も紹介しています。
さらに、直近のシステムエンジニアの年齢別の年収の推移も紹介します。
他業種と比較!システムエンジニア(SE)の平均年収の推移
この記事の数字の信頼性として、「政府統計の総合窓口(e-Stat)」で公開されているデータを集計したモノになります。
職種に関しては、上記のサイトで上がっている職種を対象としています(全129職種)
数字の信頼性は担保できたと思うので、年収の比較と推移を見ていきます。
システムエンジニア(SE)と他業種との比較と推移
凡例:縦が年収(単位:千円)・横が年
システムエンジニア(SE) | 他業種(128職種)の平均 | |
---|---|---|
2010 | 5,481.5 | 4,308.7 |
2011 | 5,629.9 | 4,294.4 |
2012 | 5,376.2 | 4,267.7 |
2013 | 5,979.0 | 4,337.4 |
2014 | 5,418.8 | 4,450.6 |
2015 | 5,923.3 | 4,493.7 |
2016 | 5,470.7 | 4,536.3 |
2017 | 5,508.0 | 4,537.1 |
2018 | 5,511.9 | 4,593.9 |
※単位:千円
比較してわかったこと
システムエンジニア(SE)の年収は平均年収より約100万円ほど多いという統計が出ていますね。
このグラフだけ見ても、システムエンジニアは稼げるという事がわかります。
他業種の中には、”医者”や”パイロット”などもいます。
全129職種からシステムエンジニアを抜いた128職種の平均年収なので上記の結果となっています。
プログラマーとの比較と推移
凡例:縦が年収(単位:千円)・横が年
システムエンジニア(SE) | プログラマー(PG) | |
---|---|---|
2010 | 5,481.5 | 4,204.5 |
2011 | 5,629.9 | 4,333.6 |
2012 | 5,376.2 | 4,192.6 |
2013 | 5,979.0 | 4,360.9 |
2014 | 5,418.8 | 4,255.9 |
2015 | 5,923.3 | 4,083.5 |
2016 | 5,470.7 | 4,145.8 |
2017 | 5,508.0 | 4,160.9 |
2018 | 5,511.9 | 4,183.2 |
※単位:千円
プログラマー(PG)の年収は低め
プログラマーはシステムエンジニアになるために避けては通れない職種です。
プログラマー(PG)とシステムエンジニア(SE)の境目は?
私がシステムエンジニアとユーザーに紹介されるようになったのは、設計書を書き出してからでした。
- システムエンジニア:設計書が書ける人
- プログラマー:プログラミングしかできない人
システムエンジニア(SE)年齢別の年収の推移
年齢別の推移
凡例:縦が年収(単位:千円)・横が歳
年齢 | 年収(単位:千円) |
---|---|
~19歳 | 2,031.2 |
20~24歳 | 3,450.4 |
25~29歳 | 4,332.7 |
30~34歳 | 5,070.0 |
35~39歳 | 5,343.2 |
40~44歳 | 5,718.3 |
45~49歳 | 6,102.6 |
50~54歳 | 6,314.2 |
55~59歳 | 6,069.7 |
60~64歳 | 4,411.1 |
65~69歳 | 4,146.1 |
ピークは50代前半
役職なしでシステムエンジニア1本だった場合ですね。
50代ともなると、何かしら肩書きがつくのでもう少し上がる人も少なくないのではないでしょうか。
とは言え、年収の水準は高い方ですよね。
年収を上げるための方法
現状でもシステムエンジニアの年収は他の職業と比較して高い方と言えますが、さらに年収を上げることも可能です。
その方法は簡単で、「システムエンジニア」というスキルに+αするだけです。
つまり、付加価値をつけるということです。
私の場合だと、「システムエンジニア」のスキル+Webデザインのスキルもあります。
しかも、このサイトを運営することでメディア運営のスキルもありますし、SEOの知識もあります。
付加価値をつけることで自分の市場価値が上がります。
そうなると業界でも会社でも自分のポジションが確立します。
ビジネスで一番価値のあることは、オンリーワンになることです。
「あなたにお願いします」「あなただからお願いしています」というように仕事の依頼が来るようになれば、会社が潰れても余裕で食べていけますよね。
システムエンジニア(SE)の将来性
比較と水準で9年間の推移を見てもらいましたが、浮き沈みはあるものの”ほぼ横ばい”という事がわかります。
現状の世界の動向を追っていくと、将来的にシステムエンジニアの年収は下がる事が予想できます。
なぜかというと、プログラミングやシステムが身近なモノになってきているからです。
身近になった要因はいくつかあります。
- プログラミングの授業の必須化
- スマホなど、生活する上で身近なものがハイスペックになった
- 世界の情報が手元で一瞬で検索できる
- 上の3つのことから異業種の人でもITリテラシーが高い人が増えてきた
とは言え、現状は超エンジニア不足なので、すぐに年収が下がることはありえないと思います。
繰り返しになりますが、付加価値で自分の市場価値を高めていくことで、ここで説明した将来になったとしても年収が下がることはないと言えます。
まとめ:年収高いし誰でもなれるしコスパ最強の職業
この記事では、システムエンジニアの年収の推移と、年収を上げる方法などを解説しました。
「こんなに年収が高い職種だと限られた人しかなれないんじゃないの…」と思う人もいるかもしれません。
ぶっちゃけ言うと、誰でもなれます。(資格も必要なし)
「誰でもなれる」と言うところをもうちょっと深堀すると、転職サイトを見ても「未経験者歓迎」と言う企業も多いです。
もし就職前に勉強しようと思っている人は、入社してしまってから勉強するのもアリだと思いますよ。
システムエンニアは、年収高い、誰でもなれる、システムに詳しくなるから他の業種に行っても重宝される、コスパ最強の職業だと私は思いますよ。