システムエンジニアって激務っていう噂だけどほんとかな~
給料多くても、激務だったらいやだな~…
システムエンジニアって激務とういう話は有名ですよね。
SE歴10年以上の私の経験から言うと、他の職種と変わらないと思います。
なぜかと言うと、忙しい時期もあれば忙しくない時期もありますし、突発的に忙しいこともたまにあるという感じです。
この記事では、なぜ激務という認識なのかを一般的な理由を解説して、実際のところはどうなのかをツッコんでいきます。
理由がわかっていれば恐れることはないですからね。
システムエンジニアが激務に陥る理由
冒頭でも言ったように、システムエンジニア(SE)の仕事は忙しいとよく言われますが、全てのSEが激務というわけではありません。
それでは、なぜ一部のSEが激務に追われるのでしょうか?以下にその主な理由を挙げます。
1. 急な仕様変更
クライアントはシステム開発の専門知識がないことが多く、ビジネス環境の変化によって頻繁に仕様変更や機能追加の依頼が発生します。
これにより作業量が増える一方で、納期が変更されないため、SEは激務に追われることになります。
また、営業担当者がクライアントに振り回されることも要因の一つです。
2. プロジェクトマネジメントの失敗
システム開発は一つとして同じものがなく、毎回新しい挑戦があります。
プロジェクトマネージャーが適切にスケジュールを管理しないと、遅延が発生し、結果としてSEの負担が増加します。
特にデスマーチと呼ばれる状況に陥ることもあります。
3. ソフトウェア開発業界の多重下請け構造
建設業界に似た多重下請け構造により、中間マージンが発生し、下層の企業では単価が安くなりがちです。
これにより、限られた予算内で開発を完了させる必要があり、下層にいるSEは激務に陥りやすくなります。
4. IT業界の慢性的な人手不足
経済産業省の調査によれば、2030年にはIT業界の人材不足が最大79万人に達すると予測されています。
人手不足により一人あたりの業務量が増え、さらに体調を崩すエンジニアが出て悪循環に陥ることもあります。
最近ではAIを使った開発を試験的に取り入れている企業もあります。
今は人手不足かもしれませんが、少なくともプログラマーの需要は下がることが予想されます。
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5. 厳しい納期
システム開発には納期があり、特に月末や稼働開始日はトラブル対応で深夜残業になることが多いです。
バグや仕様のミスにより遅延が発生し、残業してでも納期を守る必要があります。
納期はどの仕事でもありますし、トラブルもあります。
システムエンジニアだから深夜残業になることが多いのは言い過ぎだと思います。
6. 特定の人に仕事が集中
システム開発では作業の属人化が起こりやすく、特定の人に仕事が集中しがちです。
このため、できる人は特に忙しくなります。
その分だけ、給料も多いですし昇給や昇格のチャンスも多いです。
忙しいシステムエンジニアの種類
SEの職種にはいくつかの種類があり、例えば独立系SIer、メーカー系SIer、ユーザー系SIerなどがあります。
中でも、ユーザー系SIerのSEは特に忙しい傾向があります。
一方、企業内の社内SEは比較的落ち着いて仕事ができ、定時退社が可能なことも多いです。
ゆとりのある働き方を望む場合は、社内SEを目指すのが良いでしょう。
そのかわり、保守やメンテナンスがメイン業務なので、高給は期待しない方がよいですね。
上を目指すなら、SIerのSEを目指すのがよいです。
システムエンジニアが激務から逃れるための方法
激務に追われるSEがその状況から抜け出すためには、以下の方法があります。
1. プロジェクトを異動する
システム開発会社は複数のプロジェクトを抱えており、忙しさの度合いはプロジェクトによって異なります。
上司に相談して、比較的余裕のあるプロジェクトに異動してもらうことを検討してみてください。
悪いことではないので、積極的に相談するべきです。
2. 忙しくないSEに転職する
社内SEは比較的ゆったり働けると評判です。
また、IT業界から離れ、非IT業界の企業に入ると、激務にはなりにくいでしょう。
自社内のシステム開発や保守、サポート業務が主な仕事になるためです。
3. フリーランスとして働く
フリーランスは特定の企業に属せずに働く形態で、時間や場所に縛られずに仕事ができます。
案件の掛け持ちや進行速度も自由に決められるため、努力次第で収入を増やすことが可能です。
ただし、仕事をどこから得るかが問題となるため、エージェントサービスを利用するのが良いでしょう。
まとめ:システムエンジニアはなぜ激務なのか?逃れるための3つの方法を公開
システムエンジニアが激務になる理由は多岐にわたり、業界の構造や人材不足などが影響しています。
しかし、どの職種にも当てはまるようなことも多いです。
とは言っても孫請けやひ孫請けの会社に就職してしまうと悲惨なことは間違いないです。
就職先や転職先を探すときは、プライム案件(直受け)の会社を積極的に探すのがよいですね。
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