システムエンジニアになるには資格が必要ないのはわかったけど、キャリアアップとか転職には資格ってあると有利だよね?
どんな資格があるの?
なにを取得すればいい?
題名の通り、システムエンジニアになるには資格は必要ありません。
しかし、キャリアアップや転職に関しては有利であることも事実です。
この記事では、「システムエンジニアになるため」に有利な資格と、「システムエンジニアになってから」有利な資格を紹介します。
これからシステムエンジニアを目指す人や、すでにシステムエンジニアでキャリアアップを目指している人など幅広い人向け内容です。
システムエンジニアになるために資格は必要なし
冒頭でも触れましたが、システムエンジニアとして働くために必須の資格はありません。
資格を持たないシステムエンジニアも存在します。
資格を取得することで、自分のスキルを証明できるだけでなく、スキル向上にもつながります。
また、企業によっては「資格手当」や「合格報奨金」を支給する制度があるため、資格取得は経済的にもメリットがあります。
特に難易度が高い資格ほど、支給額が増えることが多いので、ぜひ挑戦してみましょう。
システムエンジニアにおすすめの資格
IT系の資格は大きく分けて「国家資格」と「ベンダー資格」に分類されます。
国家資格は独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が実施しており、ベンダー資格は企業が自社製品の知識や技能を問うものです。
システムエンジニアとして求められる知識やスキルは業務によって異なるため、自分のキャリアプランに合わせた資格を選ぶことが大切です。
「システムエンジニアになるため」に有利な資格
基本情報技術者試験・応用情報技術者試験(国家資格)
ITエンジニアの多くが取得している資格です。春と秋の年2回実施されており、2022年度には基本情報技術者試験で13万8,649人、応用情報技術者試験で6万8,518人が受験しました。
基本情報技術者試験はITエンジニアの登竜門、応用情報技術者試験はさらなるスキルアップを目指す方に向けた資格です。
わかりやすく説明すると、基本情報技術者試験の上位の試験が応用情報技術者試験ということです。
受験資格
制限なし
システムアーキテクト試験(国家資格)
「システムアーキテクト試験」は、情報システムや組み込みシステムの設計を主導するエンジニアを対象とした資格です。
難易度は高く、合格率は15.3%ですが、上級SEを目指す方にはチャレンジする価値があります。
受験資格
制限なし
ネットワークスペシャリスト試験(国家資格)
ネットワークシステムの構築や運用に携わるエンジニア向けの資格です。
試験ではネットワークの要件定義、開発、運用、保守に関する知識が問われます。
難易度は高く、合格率は12.8%ですが、ネットワークエンジニアには重要な資格です。
受験資格
制限なし
「システムエンジニアになってから」有利な資格
プロジェクトマネージャ(PM)(国家資格)
プロジェクトの計画、進捗管理、リスク管理など、全体を統括する能力を証明します。
この試験は高度情報処理技術者試験に分類され、難易度が高く、合格率は10%前後です。
午前Ⅰ・Ⅱ、午後Ⅰ・Ⅱの4つの試験から成り、特に午後Ⅱでは事例に基づく論文試験が課されます。
PM資格を取得することで、プロジェクト管理の専門性を示し、キャリアの幅を広げることができます。
受験資格
制限なし
オラクルマスター(ベンダー資格)
オラクル社の「Oracle Database」に関する技術を証明する資格で、Bronze(ブロンズ)、Silver(シルバー)、Gold(ゴールド)、Platinum(プラチナ)まで4つのレベルがあります。
特にSilver以上は世界共通規格であり、国際的にも通用する資格です。データベース系のSEにはスキルアップと共に給料アップも期待できる魅力的な資格です。
受験資格
- ブロンズ:制限なし
- シルバー:制限なし
- ゴールド:シルバーグレードの認定資格を保有していること
- プラチナ:ゴールド資格取得後、指定されたOracle Databaseの実務経験があること
システムエンジニアに有利な資格の勉強方法
資格の勉強時間が取れない場合、スクールでの学習がおすすめです。
スクールでは、体系的な学習を通じて資格試験だけでなく、現場で役立つスキルも身につけることができます。
特に時間が限られている方でも、効率的にスキルを習得できます。
インターネット・アカデミーでは、現場経験豊富な講師が指導し、短期間で実務に役立つ知識を身につけることが可能です。
無料体験レッスンやカウンセリングも随時受け付けているので、ぜひ利用してみてください。
まとめ:システムエンジニアになるには資格は必要なし!キャリアアップにおすすめの資格を紹介
今回ご紹介した資格は、IT業界でのキャリアアップに役立つものばかりです。
SEとしてのキャリアを築くには、常に新しい技術や知識を習得することが重要です。資格取得はその一環として、スキルの確認と成長の機会にもなります。
ぜひチャレンジしてみてください。