【SE向け】会社の副業がバレないための完全ガイド！バレる原因と対策、おすすめ副業まで徹底解説

「本業の収入だけでは将来が不安…」
「スキルアップを兼ねて副収入を得たい」

高い専門スキルを持つシステムエンジニア（SE）であれば、一度は副業を考えたことがあるのではないでしょうか。

しかし、多くの企業では副業が禁止または就業規則で制限されており、「会社にバレたらどうしよう」という不安が大きな壁となっているのが現実です。

しかし、ご安心ください。

副業が会社にバレるのには明確な理由があり、その原因を正しく理解し、適切な対策を講じれば、リスクを限りなくゼロに近づけることが可能です。

この記事では、副業がバレる2大原因から、絶対に実践すべき鉄壁の対策、そしてSEのスキルを活かせるバレにくいおすすめの副業まで、具体的かつ分かりやすく解説します。

1 第1章：なぜ副業は会社にバレるのか？うっかりミスでは済まない2大原因
- 1.1 原因1：住民税の通知【最も多い発覚ルート】
- 1.2 原因2：社会保険料の変動
2 第2章：会社にバレないための鉄壁対策5選
3 第3章：バレずに稼げる！SEにおすすめの副業5選
4 まとめ

第1章：なぜ副業は会社にバレるのか？うっかりミスでは済まない2大原因

「同僚にうっかり話してしまった」「SNSの投稿を見られた」といった人的なミスを想像するかもしれませんが、副業が発覚する最も多い原因は、あなたが直接コントロールできる「税金」と「社会保険」の手続きにあります。

原因1：住民税の通知【最も多い発覚ルート】

会社に副業がバレる最大の原因は「住民税」です。

この仕組みを理解することが、バレないための第一歩です。

住民税でバレるプロセス

所得の合算: あなたが副業で得た所得について確定申告を行うと、その情報はあなたが住んでいる市区町村の役所に送られます。
住民税の計算: 市区町村は、あなたの「本業の給与所得」と「副業の所得」を合算して、年間の総所得を算出します。そして、その総所得に基づいてあなたの年間の住民税額を決定します。
会社への通知: 会社員の場合、住民税は給与から天引きされる「特別徴収」が原則です。市区町村は、計算した住民税額を「特別徴収税額決定通知書」という形で、あなたの勤務先（本業の会社）に送付します。
経理担当者の気づき: ここが問題です。会社の経理担当者は、あなたの本業の給与額を把握しています。通知書に記載された住民税額が、「本来の給与から計算されるはずの住民税額」よりも明らかに高い場合、「この従業員は、他に所得があるのではないか？」と疑問を抱きます。これが、副業が発覚する最も典型的なパターンです。

経理担当者は税金のプロです。給与と住民税額の不一致にはすぐに気づくと考えておくべきでしょう。

原因2：社会保険料の変動

このケースは、副業先で「アルバイト」や「パート」のように、雇用契約を結んで働く場合に発生します。

社会保険でバレるプロセス

二重加入: 副業先での労働時間が一定の基準（例：週20時間以上など）を超えると、その会社でも社会保険への加入が義務付けられます。
手続きの発生: 社会保険に2つの会社で加入する場合、「健康保険・厚生年金保険被保険者所属選択・二以上事業所勤務届」という書類を年金事務所に提出する必要があります。
会社への通知: この手続きを行うと、本業と副業、両方の給与を合算した「標準報酬月額」が決定され、その情報が両方の会社に通知されます。これにより、本業の会社はあなたが別の会社でも給与を得ていることを確実に把握することになります。

このルートは、手続き上、隠しようがありません。そのため、バレたくないのであれば、副業先で社会保険に加入するような働き方は絶対に避けるべきです。

第2章：会社にバレないための鉄壁対策5選

原因がわかれば、対策は明確です。以下の5つの対策を徹底することで、発覚リスクを劇的に下げることができます。

対策1：【最重要】住民税の納付方法を「普通徴収」にする

これがバレないための最も重要かつ効果的な対策です。

確定申告を行う際、申告書の第二表に「住民税に関する事項」という欄があります。

そこにある「給与・公的年金等以外の所得に係る住民税の徴収方法」の項目で、必ず「自分で納付」（普通徴収）にチェックを入れてください。

これをすることで、副業で得た所得分の住民税は、会社の給与から天引き（特別徴収）されず、あなた個人の自宅に納付書が直接送られてくるようになります。

その結果、本業の会社には「本業の給与に対応した住民税額」の通知しか行かなくなり、経理担当者に疑われる心配がなくなります。確定申告の際は、このチェックを絶対に忘れないようにしましょう。

対策2：年間所得を20万円以下でも「住民税の申告」は行う

「副業の所得が年間20万円以下なら確定申告は不要」という話を聞いたことがあるかもしれません。これは事実ですが、注意が必要です。

不要なのは「所得税」の確定申告: このルールはあくまで所得税に関するもので、住民税の申告は別途必要です。
住民税の申告は必須: 所得が1円でもあれば、住民税の申告義務があります。この申告を怠ると、役所があなたの所得を正しく把握できず、結果的に会社に問い合わせが行く可能性があります。

所得が20万円以下の場合でも、必ずお住まいの市区町村の役所で住民税の申告を行い、その際にも納付方法を「普通徴収」に指定しましょう。

対策3：「給与所得」になる副業を避ける

原因2で解説した通り、アルバイトやパートのような「給与所得」が発生する副業は、社会保険の面でバレるリスクが極めて高いです。

SEのスキルを活かすのであれば、企業と「業務委託契約」を結ぶ働き方を選びましょう。

この場合、得られる収入は「事業所得」または「雑所得」に分類され、給与所得ではないため社会保険の二重加入問題は発生しません。

対策4：社内で副業の話は絶対にしない

どんなに信頼している同僚でも、副業の話をするのは厳禁です。悪意がなくとも、どこから話が漏れるかわかりません。

飲み会の席での気の緩みや、何気ない雑談が命取りになることもあります。

また、会社のPCや業務用スマートフォンで副業の作業を行うのは論外です。情報漏洩のリスクだけでなく、PCの操作ログや通信履歴から発覚する可能性もあります。

副業に関する作業は、必ず個人のデバイスで行いましょう。

対策5：副業用のツールや銀行口座を分ける

公私混同はバレるリスクを高めます。

連絡先: 副業専用のメールアドレスやチャットアカウントを用意する。
銀行口座: 副業の報酬を受け取るための専用口座を開設する。

こうすることで、お金の流れが明確になり、確定申告時の収支管理も格段に楽になります。

第3章：バレずに稼げる！SEにおすすめの副業5選

上記の対策を踏まえると、SEにおすすめなのは「業務委託契約」で「リモート完結可能」な副業です。

Webサイト制作・LP制作
中小企業や個人事業主からの需要が絶えません。単発の業務委託契約が基本で、成果物ベースでの報酬となるため、バレにくい働き方の典型例です。
小規模システム開発・機能追加
本業のスキルをダイレクトに活かせます。フリーランスエージェントに登録すれば、週10時間～といった柔軟な業務委託案件が見つかります。エージェントが契約周りを代行してくれるため、安心して開発に集中できます。
RPA・GASによる業務効率化ツールの開発
非IT企業がクライアントになることが多く、本業の会社や取引先と接点を持つ可能性が低いのがメリットです。「請求書発行の自動化」など、具体的な課題解決に繋がるため感謝されやすく、やりがいも大きいでしょう。
技術ブログ運営（広告・アフィリエイト収入）
誰とも契約を結ばないため、人的な発覚リスクがゼロに近いです。自身の知識をアウトプットすることでスキルも定着し、ポートフォリオにもなります。収益化まで時間はかかりますが、完全に自分のペースで進められるのが魅力です。（※収益が出たら確定申告と普通徴収は必須です）
プログラミングメンター
MENTAやココナラといったスキルシェアサービスを介せば、個人間の取引（業務委託）として活動できます。人に教える経験は、自身の知識整理にも繋がり、コミュニケーション能力の向上も期待できます。