
「Visual Studio Code(VS Code)が人気らしいけど、インストールが難しそう…」
「インストールしたけど、全部英語でよくわからない!」
プログラミング学習の旅に出る冒険者にとって、最初に手に入れるべき、最も重要な「武器」。それが、日々のコードを書くための**「テキストエディタ」**です。
この記事では、プログラミング知識ゼロの初心者の方でも、つまずくことなく、この最強の武器を手にすることができるように、の全手順を、わかりやすく、スクリーンショットのイメージを交えながら、徹底的に解説していきます。もう、エディタ選びで悩む必要はありません。最高の開発環境を手に入れて、快適なプログラミングライフを、今日からスタートさせましょう!
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なぜ、VS Codeが「最強」と呼ばれるのか?
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Windows / Mac への、具体的なインストール手順
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必須の「日本語化」の方法
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これだけは覚えておきたい、基本的な使い方
なぜ、世界中の開発者がVS Codeを選ぶのか?
VS Codeは、単なる「高機能なメモ帳」ではありません。
プロの開発現場で求められる、ありとあらゆる機能を、無料で、かつ軽快な動作で提供してくれる、奇跡のようなエディタです。
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無料で、オープンソース:Microsoft製でありながら、完全に無料で利用でき、ソースコードも公開されています。
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軽快な動作:高機能でありながら、起動や動作が非常に速く、ストレスがありません。
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豊富な拡張機能:最大の魅力です。「拡張機能(Extensions)」を追加することで、Python、Java、Goといった、あらゆるプログラミング言語に特化した、強力なサポート機能(コード補完、デバッグなど)を、後から自由に追加できます。
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Gitとの統合:バージョン管理ツールであるGitが、標準で統合されており、GUIで直感的に操作できます。
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クロスプラットフォーム:Windows、macOS、Linux、どのOSでも、全く同じように使えます。
【Windows編】VS Codeのインストール手順
Step 1: インストーラーのダウンロード
1.公式サイトにアクセス
Visual Studio Codeの公式サイトにアクセスします。
2.インストーラーをダウンロード
トップページに、あなたのOSを自動で判別し、最適なダウンロードボタンが表示されています。「Download for Windows」と書かれた、ボタンをクリックしてください。インストーラー(VSCodeUserSetup-….exe)のダウンロードが開始されます。
Step 2: インストーラーの実行と設定
1.インストーラーを起動
ダウンロードした.exeファイルをダブルクリックして、インストーラーを起動します。
2.使用許諾契約への同意
「同意する」にチェックを入れて、「次へ」をクリックします。
3.追加タスクの選択(ここが便利!)
「追加タスクの選択」画面では、VS Codeをより便利に使うための設定ができます。基本的にデフォルトのままでOKですが、下記の設定がおすすめです
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「デスクトップ上にアイコンを作成する」:すぐに起動できて便利です。
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「サポートされているファイルの種類のエディターとして、Codeを登録します」 ←デフォルト
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「PATHへの追加(再起動後に使用可能)」 ←デフォルト:これは必須です。
4.インストールの実行と完了
「インストール」ボタンをクリックすると、インストールが開始されます。
完了画面が表示されたら、「完了」をクリックします。これで、あなたのWindows PCに、VS Codeがインストールされました!
デスクトップにもアイコンが追加されています。
【必須設定】VS Codeを日本語化しよう!
インストールしたばかりのVS Codeは、メニューなどがすべて英語表記です。プログラミングの学習に集中するためにも、最初に日本語化してしまいましょう。
1.VS Codeを起動する
インストールしたVS Codeを起動します。※既に日本語化されている場合もあります。
2.拡張機能ビューを開く
画面左側にある、アクティビティバー(アイコンが縦に並んだバー)から、一番下の、**四角いブロックが4つ並んだような「拡張機能(Extensions)」**アイコンをクリックします。
※下記スクリーンショットの赤枠のこと(ショートカット: Ctrl+Shift+X / Cmd+Shift+X)
3.日本語化パックを検索
上部に表示された検索ボックスに、**Japanese Language Pack**と入力します。
4.インストール
検索結果の一番上に出てくるであろう、「Japanese Language Pack for Visual Studio Code」の、青い「Install」ボタンをクリックします。
5.再起動
インストールが完了すると、画面の右下に「Change Language and Restart」というボタンが表示されます。これをクリックして、VS Codeを再起動してください。
再起動後、メニューやコマンドがすべて日本語で表示されていれば、日本語化は成功です!
【基本の使い方】これだけは覚えよう!
さあ、最強のエディタを手に入れたあなたへ。最初に覚えておくと便利な、基本的な使い方を紹介します。
1. フォルダを開いて、作業を始める
VS Codeでは、単一のファイルを開くのではなく、プロジェクトの「フォルダ」ごと開いて作業するのが基本です。
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メニューから「ファイル」→「フォルダーを開く」を選択し、作業したいフォルダ(例:python_work)を選びます。
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すると、左側の「エクスプローラー」ビューに、そのフォルダの中身がツリー表示され、ファイルの作成や、名前の変更などが、簡単に行えます。
2. 新しいファイルを作成し、コードを書く
エクスプローラービューで、フォルダ名にカーソルを合わせると表示される「新しいファイル」アイコンをクリックし、index.htmlやhello.pyといったファイル名を入力すれば、エディタが開きます。
あとは、ひたすらコードを書くだけです。VS Codeが、あなたのコーディングを、強力にサポートしてくれます。
3. コマンドパレットを呼び出す
VS Codeのすべての機能は、「コマンドパレット」から呼び出すことができます。
ショートカットCtrl+Shift+P (Windows) / Cmd+Shift+P (Mac) を押してみてください。
入力ボックスが表示されるので、ここに「ファイルを開く」「テーマの変更」といった、やりたいことのキーワードを入力すれば、関連するコマンドの候補が一覧で表示されます。メニューを探し回る必要はありません。
4. 統合ターミナルを使う
VS Codeの素晴らしい機能の一つが、エディタ内に、コマンドライン(ターミナル)を直接表示できることです。
ショートカット**Ctrl+@** (Windows) / Cmd+@ (Mac) で、画面下部にターミナルが開きます。
これにより、
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上の画面でコードを書き、
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下のターミナルで、そのコードを実行する(python hello.pyなど)
という作業が、VS Codeのウィンドウを切り替えることなく、シームレスに行えます。
まとめ
Visual Studio Codeは、もはや単なるテキストエディタの域を超え、**現代のソフトウェア開発における、中心的な「ハブ」**としての役割を担っています。
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インストールは、驚くほど簡単。
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日本語化も、拡張機能を入れるだけ。
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豊富な拡張機能で、どんな言語にも対応できる、無限の可能性。
プログラミングという、広大で、時には困難な冒険の旅において、使いやすく、信頼できる「武器」を持つことは、何よりも重要です。VS Codeは、あなたのスキルレベルに関わらず、これから何年にもわたって、
あなたのコーディングライフを支え続けてくれる、最高の相棒となるでしょう。