【Eclipse初心者必見】インストールしたら最初にやるべき設定7選!これで開発効率が劇的に変わる

【Eclipse初心者必見】インストールしたら最初にやるべき設定7選!これで開発効率が劇的に変わる

【Eclipse初心者必見】インストールしたら最初にやるべき設定7選!これで開発効率が劇的に変わる
困った顔で働く会社員のイラスト(男性)
「Eclipseをインストールしたけど、何から手をつければいいの?」
「文字化けでエラーが出て、やる気がなくなってしまった…」
「もっと見た目をカッコよくしたり、便利に使ったりする方法はないの?」

 

Java開発の王道IDE(統合開発環境)である「Eclipse」。そのインストール、お疲れ様でした!あなたは今、プロのJava開発者と同じ、強力な武器を手に入れたことになります。

しかし、手に入れたばかりの剣は、まだあなたの手に馴染んではいません。

 

インストールしたままの「素の状態」のEclipseは、例えるなら、**「機能はすごいけど、ちょっと古風で、気難しい職人さん」のようなもの。その真価を発揮させるには、いくつかの「初期設定」**を通じて、あなた好みの、最高の「相棒」へとカスタマイズしてあげる必要があります。

 

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この記事では、プログラミング初心者の方が、「Eclipse、使いにくい…」と挫折してしまうことがないように、「これだけは、絶対に最初にやっておくべき!」という、必須の設定と、開発が楽しくなるカスタマイズを7つに厳選して、どこよりも分かりやすく、ステップ・バイ・ステップで解説していきます。

ほんの少しの手間をかけるだけで、あなたのEclipseは、見違えるほど快適で、頼もしい存在に生まれ変わります。

 

  • なぜ、その設定が必要なのか?

  • 具体的な設定手順(図解イメージ付き)

 

 

設定1:【最重要】文字化けを防ぐ!文字コードを「UTF-8」に統一しよう

設定1:【最重要】文字化けを防ぐ!文字コードを「UTF-8」に統一しよう

 

プログラミング初心者が、Java学習で最初にして、最大の壁となるのが、**「文字化け」**です。ソースコードに書いた日本語のコメントや、コンソールに出力した日本語が、「���」や「??」のように、意味不明な文字に化けてしまう現象です。

 

この悪夢の原因は、ほぼ100%、**「文字コード」の設定が統一されていないことにあります。

 

Eclipseのデフォルト設定では、Windows環境だと「MS932(Shift_JIS)」という、古い文字コードが使われがちです。これを、現代のWeb標準である「UTF-8」**に、すべて統一してしまいましょう。

設定方法

Eclipseのメニューバーから「ウィンドウ」→「設定」を開き、設定画面の左側のツリーで、以下の3箇所を設定します。

 

1. ワークスペース全体の文字コード

  • 「一般」→「ワークスペース」を選択。

  • 下部にある「テキスト・ファイル・エンコード」のラジオボタンで、「その他」を選択し、ドロップダウンリストから**「UTF-8」**を選びます。

 

2. 新規ファイルの文字コード(コンテンツ・タイプ別)

  • 「一般」→「コンテンツ・タイプ」を選択。

  • 右側の「コンテンツ・タイプ」のツリーから、「テキスト」→「Java ソース・ファイル」を選択します。

  • 下部の「デフォルト・エンコード」に「UTF-8」と入力し、「更新」ボタンをクリックします。

  • 同様に、「テキスト」→「JSP」→「CSSファイル」→「HTMLファイル」など、これから使いそうなファイルの種類についても、すべて「UTF-8」に設定します。

 

3. コンソールの文字コード

  • 設定画面の検索ボックスに「コンソール」と入力します。

  • 「実行/デバッグ」→「コンソール」を選択。

  • 右側の「デフォルト・エンコード」のラジオボタンで、「その他」を選択し、**「UTF-8」**を選びます。

 

最後に「適用して閉じる」をクリックすれば、完了です。

 

この設定だけは、何よりも先に、必ず行ってください。 

 

設定2:保存忘れを撲滅!「自動保存」を有効にしよう

設定2:保存忘れを撲滅!「自動保存」を有効にしよう

 

コードを修正したのに、「保存(Ctrl+S)」を忘れたまま実行してしまい、「あれ、変更が反映されない!」と、無駄な時間を浪費する…。
この、初心者にありがちな悲劇を防ぐための、必須の設定です。

 

設定方法

  • 設定画面で、「一般」→「ワークスペース」を選択。

  • **「ビルド(B)の前にリソースを自動的に保管」**という項目に、チェックを入れます。

 

これで、プログラムの実行ボタンを押した際に、未保存のファイルがあれば、Eclipseが自動で保存してくれるようになります。

 

設定3:見た目で気分を上げる!テーマを「ダークモード」に変更しよう

設定3:見た目で気分を上げる!テーマを「ダークモード」に変更しよう

 

プログラマーと言えば、黒い画面。長時間コーディングしても目が疲れにくい「ダークテーマ」は、もはやエンジニアの標準装備です。Eclipseも、簡単に見た目を変更できます。

 

設定方法

  • 設定画面で、「一般」→「外観」を選択。

  • 「テーマ(T):」のドロップダウンリストから、**「Dark」**を選択します。

  • 「適用して閉じる」をクリックすると、Eclipse全体が、クールなダークモードに変わります。

 

気分が一新され、コーディングのモチベーションも上がること、間違いなしです。

 

設定4:コードの見た目を自動整形!「保存時のアクション」を設定しよう

設定4:コードの見た目を自動整形!「保存時のアクション」を設定しよう

 

インデントがバラバラなコードは、非常に読みにくく、バグの原因にもなります。

Eclipseには、ファイルを保存するたびに、自動でコードを綺麗にフォーマット(整形)してくれる、夢のような機能があります。

 

設定方法

  • 設定画面で、「Java」→「エディター」→**「保存・アクション」**を選択。

  • **「保管時に選択したアクションを実行」**に、チェックを入れます。

  • 下のリストにある**「ソース・コードのフォーマット」**に、チェックを入れます。

  • (おまけ)**「不要なインポートの編成」**にもチェックを入れておくと、使っていないimport文を自動で削除してくれて、さらにコードがスッキリします。

 

これで、あなたがどんなに雑にコードを書いても、保存(Ctrl+S)した瞬間に、Eclipseが美しいインデントの、完璧なコードに自動で整形してくれます。

 

設定5:もっと見やすく!「行番号」と「空白文字」を表示しよう

設定5:もっと見やすく!「行番号」と「空白文字」を表示しよう

 

  • 行番号の表示:エラーが発生したとき、「〇〇ファイルの、△△行目でエラーです」と表示されます。行番号がなければ、その場所を探すのが大変です。

  • 空白文字の表示:全角スペースが紛れ込んで、エラーの原因になる、というのも初心者あるあるです。空白文字を記号で表示させることで、一目で発見できます。

 

設定方法

  • 行番号

    • 設定画面で、「一般」→「エディター」→**「テキスト・エディター」**を選択。

    • **「行番号の表示」**に、チェックを入れます。

  • 空白文字

    • 同じ画面の、「空白文字の表示」というセクションにある、**「表示」**にチェックを入れます。

 

設定6:入力を高速化!「コンテンツ・アシスト」をカスタマイズしよう

設定6:入力を高速化!「コンテンツ・アシスト」をカスタマイズしよう

 

Eclipseの強力なコード補完機能(コンテンツ・アシスト)は、デフォルトでは「.(ドット)」などを入力したときに発動します。これを、アルファベットを入力しただけでも、自動で発動するように設定すると、コーディングのスピードが劇的に向上します。

 

設定方法

  • 設定画面で、「Java」→「エディター」→**「コンテンツ・アシスト」**を選択。

  • 「自動起動」というセクションにある、**「Java の自動起動トリガー」**というテキストボックスに、
    .abcdefghijklmnopqrstuvwxyzABCDEFGHIJKLMNOPQRSTUVWXYZ
    と入力します。(ドットと、アルファベットの小文字・大文字をすべて入れる)

 

これで、Syと入力しただけで、Systemなどの候補が自動で表示されるようになり、非常に快適になります。

 

設定7:覚えておくと便利な、必須ショートカットキー

設定7:覚えておくと便利な、必須ショートカットキー

 

最後に、設定ではありませんが、これだけは覚えておくと、開発効率が何倍にもなる、必須のショートカットキーを紹介します。

 

  • Ctrl + Spaceコンテンツ・アシスト(コード補完)の手動起動

    • 補完候補が表示されないときに、強制的に呼び出せます。最もよく使うショートカットです。

  • Ctrl + S保存

    • 自動保存を設定していても、こまめに保存する癖はつけておきましょう。

  • Ctrl + /一行コメントアウト/コメント解除

    • 選択した行を、まとめてコメントにしたり、元に戻したりできます。

  • Ctrl + D一行削除

    • カーソルがある行を、一行丸ごと削除します。

  • F11デバッグ実行

    • プログラムをデバッグモードで実行します。

 

まとめ

まとめ

 

Eclipseは、インストールしただけの状態では、まだ真の力を発揮していません。

しかし、今回紹介した、たった7つの初期設定を行うだけで、その使い勝手は、見違えるほど向上します。

 

  1. 文字コードを「UTF-8」に!(最重要)

  2. 自動保存を有効に!

  3. テーマを「ダークモード」に!

  4. 保存時に、自動でコード整形!

  5. 行番号と、空白文字を表示!

  6. コード補完を、もっと賢く!

  7. 必須ショートカットを覚える!

 

これらの設定は、一度だけ行えば、あなたのEclipseはずっと、あなたのコーディングを快適に、そして力強くサポートし続けてくれる、最高の「相棒」となります。

 

快適な開発環境は、プログラミング学習を、より楽しく、そしてより効率的に進めるための、最強のブースターです。

 

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